会場のセッションハウス･スタジオは、音楽･演劇･ダンス･パフォーマンスのためのスタジオで、高い天井とコンクリート打ちはなしの壁のハードな空間で す。約１時間ほどの公演時間の終了近く、『Lip Ship』の花びらの画像（ゆっくりフェイドイン･フェイドアウトする）を、プロジェクターを使用して壁面に投影しました。色彩と変化するフォルムに＜強 度＞を持たせることが、今回のテーマでした。
●深谷正子さんのこと　
　 ダンスの美術を手がけていた彫刻家の友人に誘われて、１９９２年深谷正子ダンスカンパニー公演『MOON　SPLIT AWAY−裂けて行く月』を初めて見て以来、１ファンとしてこれまでいくつかの作品を拝見してきました。抑制された動きの中にある圧倒的な存在感と、独特 のユーモアを持った身体表現....そんな.深谷さんのダンスの空間に参加できたことを感謝しています。